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まとめて文字起こしする方法|複数ファイルの本数制限で選ぶ

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取材の録音が10本、商談の録音が20本とたまったとき、面倒なのは変換を待つ時間ではありません。ファイルを1本ずつ開いて、アップロードして、終わるのを確認する操作の繰り返しです。

見落とされやすいのが本数の上限です。多くのサービスは「月に何分まで」に加えて、「月に何本まで」という別の上限を持っています。3分の録音を50本投げる人と、150分の録音を1本投げる人を比べてみます。合計時間は前者のほうが短いのに、先に止まるのは前者です。

この記事でわかること

  • 分数の上限とは別に本数の上限が置かれている理由
  • 主要ツールの本数・時間・無料枠の条件(2026-09-19時点)
  • たまった録音を片づけるときの順番

たまった録音でつまずくのは本数の上限

複数ファイルを扱うときに最初に確認するのは、月間の分数ではなく月間のファイル本数です。理由は、短い録音が多い人ほど分数が余ったまま本数で止まるからです。

たとえばNottaの無料プランは、月120分の文字起こしに加えて月50ファイルという上限があります。ボイスメモが1本2分なら、分数は60分しか使っていない段階で本数を使い切ります。逆に1本100分の会議録音を扱う人は、本数を気にせず分数だけ見れば足ります。

自分がどちらかは、たまっているファイルの平均の長さで決まります。平均5分より短いなら本数、30分より長いなら分数を先に見てください。

複数ファイルの扱い方は4タイプ

複数ファイルの扱いは、大きく4つのタイプに分かれます。

文字起こし | 複数ファイルの扱い

まとめて投入できるか・上限はどこで切られるか

条件は2026-09-19時点の各公式表記です

まとめて投入上限の型はじめる手間
Notta Web版のクラウド型 ○ 複数ファイルを選んで同時に投入できる △ 分数と本数の両方に上限(無料は月50本) ○ 登録だけで使える
LINE WORKS AiNote CLOVA Noteの後継 △ 一括対応の公式明記は確認できず △ フリーは月300分(本数の記載なし) ○ 登録だけで使える
Word(Microsoft 365) Web版のみの機能 × 1ファイルずつの操作 △ アップロードは月300分まで △ Microsoft 365の契約が前提
ローカルのWhisper系 自分のPCで処理 ○ フォルダ内を順番に処理できる ○ 分数・本数の上限なし × コマンド操作の準備が要る
  • ※無料枠の分数・本数は変更されることがあります。申し込み前に各公式でご確認ください
  • ※一括投入に対応していても、本数の上限を超えた分はその月に処理できません

AIツールナビ

まとめて投入できることと、まとめて処理できることは別です。一括アップロードに対応していても、本数の枠が残っていなければ超過分は受け付けられません。枠の残りを先に見る癖をつけてください。

主要ツールの条件(2026-09-19時点)

Notta:本数の上限が明記

Nottaは複数の音声ファイルを選んで同時にアップロードできます。公式の料金ページでは、プランごとの月間ファイル数がはっきり書かれています。

プラン月額(税込表記)文字起こし時間1回の上限月のファイル数
フリー0円120分/月3分50個/月
プレミアム1,320円(年払いは月1,185円換算・総額14,220円)1,800分/月5時間100個/月
ビジネス4,180円(年払いは月2,508円換算・総額30,096円)無制限5時間200個/月(1アカウント)

最終確認日:2026-09-19(出典:Notta公式の料金ページ)

無料プランで注意したいのは1回3分という制限です。長さが3分を超える録音は、無料のままでは受け付けられません。テスト用と割り切るのが現実的です。

アップロードできるファイルは、ヘルプセンターの記載で1GBまたは5時間のいずれか小さいほうとされています。スマホの長時間録音はサイズ側で引っかかることがあります。

AI要約の回数もプランごとに分かれており、フリーは月10回、プレミアムは月100回です。30本の録音を要約まで自動化したい場合、フリーでは回数が足りません。

Word(Microsoft 365):月300分の壁

WordのトランスクリプトはWeb版でのみ使えます。Microsoftのサポートページによると、アップロードした音声の文字起こしは1か月あたり300分までです。1つのファイルの長さも最大300分とされています。

操作は1ファイルずつです。まとめて投入する仕組みは用意されていません。Microsoft Copilotのライセンスを持つ場合は月30,000分まで広がりますが、本数を減らす話にはつながりません。

すでにMicrosoft 365を契約していて、月に数本だけ処理したい人には追加費用が出ない選択肢です。20本を超えるとクリック数のほうが負担になります。

最終確認日:2026-09-19(出典:Microsoft公式サポート「レコーディングの文字起こし」)

LINE WORKS AiNote:CLOVA Noteの後継

無料で長く使われていたCLOVA Noteは、2025年7月31日でβ版のサービスを終了しました。公式サイトで案内されている移行先がLINE WORKS AiNoteです。

フリープランは月300分の文字起こしに対応し、話者の分離や音声ファイルのアップロードが含まれます。AI要約やタスク抽出は有料プランの機能です。有料プランでは追加の文字起こし時間を買い足せます。100分あたり月360円(年契約)という表記が公式の解説ページにあります。

ファイル本数の上限や一括アップロードの可否は、公式の表記からは確認できませんでした(未確認)。大量の処理を前提に選ぶ場合は、問い合わせで確かめてください。

最終確認日:2026-09-19(出典:LINE WORKS AiNote公式サイト・CLOVA Note公式サイト)

文字起こしさん:少量を都度処理する向き

文字起こしさんはブラウザにファイルを上げて使う従量型です。公式の案内では、登録なしで音声3分、登録すると1日10分まで無料で試せます。有料は1時間あたり25円からと表記されています。

月額を払わずに済むため、年に数回だけ発生する作業には合います。毎月まとまった本数が出る人は、定額型のほうが操作も費用も読みやすくなります。

最終確認日:2026-09-19(出典:文字起こしさん公式サイト)

ローカルのWhisper系:上限なしと手間

自分のPCで動かすタイプには、分数や本数の上限がありません。フォルダを指定して順番に処理させる使い方ができるため、100本単位の作業では手数が最も少なくなります。

引き換えになるのは準備の手間です。コマンド操作に慣れていない人には最初の設定が壁になります。処理速度もPCの性能に左右されます。音声を外に出したくない事情がある場合は、ローカル文字起こしツールの選び方もあわせて確認してください。

たまった録音を片づける順番

30本の録音をまとめて処理するときは、次の順番で進めると無駄が減ります。

  1. ファイルの平均の長さを数える:平均5分より短ければ本数の上限、30分より長ければ分数の上限を先に見ます
  2. 今月の残り枠を確認する:分数と本数の両方を見ます。片方が残っていても、もう片方が尽きていれば処理は止まります
  3. 1本だけ試す:精度と話者分離の質を確かめてから残りを投入します。30本を先に流して全部やり直しになるのを防げます
  4. ファイル名を先に整える:日付と相手名を入れておくと、変換後に中身を開いて確認する作業が消えます
  5. 書き出しまで終わらせる:サービス側に置いたままにせず、テキストやWordで手元に保存します

5つ目は後回しにされがちですが、保存期間はプランごとに違います。無料枠のデータが消える条件はAI文字起こしの保存期間で整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 無料のまま30本を処理できますか

平均の長さによります。Nottaの無料プランは月120分・月50ファイル・1回3分の3つで区切られています。1本2分の録音なら、30本で合計60分です。分数は余りますが、本数の枠は50本のうち30本を使います。3分を超えるファイルは無料では受け付けられません。

Q. まとめて投入すれば速く終わりますか

操作の手数は減りますが、処理そのものは順番に進みます。本数が多いときは待ち時間が発生します。急ぎの1本がある場合は、その1本を先に単独で投入してください。

Q. 本数の上限は翌月に繰り越せますか

Nottaの料金ページには繰り越しの記載がありません(未確認)。月単位で区切られる前提で計画を立てるほうが安全です。

Q. 動画ファイルもまとめて投入できますか

Nottaは一般的な音声・動画の形式に対応しています。ただし動画はサイズが大きくなりやすく、1GBまたは5時間という上限に先に当たることがあります。音声だけ抜き出してから投入すると通りやすくなります。

Q. 精度が低いファイルだけ作り直したいときは

再処理が本数に数えられるかは、公式の表記から確認できませんでした(未確認)。枠には余裕を持たせて計画してください。音質が原因で精度が落ちている場合は、文字起こしの精度を上げる方法を先に読むと作り直しを減らせます。

こんな人におすすめ

  • 短い録音が毎月何十本も出る人:本数の上限が明記されたサービスを選びます。Nottaのように公式ページで本数が読めるものが計算しやすくなります
  • 月に数本だけの人:Microsoft 365を契約済みならWordのトランスクリプト、契約がないなら従量型が安く済みます
  • 100本単位の作業を抱えている人:ローカル処理を検討する価値があります。初期の設定を越えられるかが分かれ目です
  • 社外に音声を出せない人:クラウド型の枠の話より先に、保存先と規約を確認してください

※料金・無料枠・機能は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

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