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NottaはAI学習に使われる?要約と文字起こしで違う扱い

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Nottaに会議を録音させる前に、音声がAIの学習に使われないかを知りたい。社内の打ち合わせや取材を扱う人ほど、ここで手が止まります。

結論から書くと、Nottaの公式文書では「AI要約」と「文字起こし(音声認識)」で学習の扱いが分かれています。 AI要約に使うモデルはデータを学習に使わないと明記されています。一方、音声認識を担う外部の提携企業は、プランによっては音声を学習に使う場合があると書かれています。料金表で「AI学習なし」が載っているのは、法人向けのエンタープライズプランだけです。

この記事は、2026-10-25にNottaの公式ページを読んで整理したものです。筆者がNottaを契約して社内で検証した記録ではありません。

AI要約は学習に使わないと明記

Nottaの「LLMセキュリティ」のページでは、AI要約の扱いがはっきり書かれています。要点は次の3つです。

  • AI要約には、Anthropic社のClaude 3モデルを使っている
  • ユーザーのデータは、モデルの学習には使われない
  • 要約のために送ったデータは最長30日間保存されたあと削除される

送信中のデータはTLS 1.2以降で暗号化すると説明されています。要約ボタンを押したことで、会議の中身が要約AIの学習に回ることはないと読める書き方です。

ただし、このページが扱うのはAI要約の部分だけです。音声を文字にする工程は、別の文書に書かれています。

音声認識はプラン次第で学習あり

プライバシーポリシー(2026年6月17日改訂)の2.2項には、音声認識の仕組みが書かれています。Nottaは音声認識を第三者の提携企業のAPIで行っています。そのうえで、提携企業は利用プランに応じて音声データを音声認識のトレーニングに使う場合があると記載されています。

利用規約(2025年8月1日改訂)の第10条第4項にも、同じ趣旨の定めがあります。提携企業の社名は、どちらの文書にも書かれていません。

個人プランで止める設定は非公表

プライバシーポリシーと利用規約を読んだ範囲では、学習への利用を個人で止める設定(オプトアウト)の案内は見つかりませんでした。「どのプランなら学習されないか」の一覧も、両方の文書にはありません。

確実に分かるのは、料金表の書き方です。エンタープライズプランの機能説明に「AI学習なし」が入っています。フリー・プレミアム・ビジネスの説明には、この項目がありません。

Notta社自身による閲覧の扱い

利用規約の第6条第3項では、Notta社が音声データやテキストデータの中身を「閲覧又は使用することはありません」としています。対象外は利用頻度や時間のデータです。Notta社が中身を見ないことと、提携企業が学習に使う可能性は、別の話として読む必要があります。

Notta | データの扱い

AI要約と文字起こしの違い

Notta公式のLLMセキュリティ・プライバシーポリシー・料金表をもとに整理(2026-10-25確認)

モデル学習への利用処理する会社公開されている情報
AI要約 Claude 3モデルを使用 ○ 使われないと明記 ○ Anthropic社と公表 ○ 最長30日保存後に削除
文字起こし(音声認識) 第三者の提携企業のAPI △ プランにより使われる場合あり △ 社名は非公表 △ プラン別の条件は非公表
エンタープライズプラン 法人向け・料金は要相談 ○ 「AI学習なし」を機能に記載 △ 契約内容で確認 ○ SSO・操作ログも記載
  • ※フリー・プレミアム・ビジネスで学習されるかどうかは、公式文書から判断できませんでした
  • ※規約は改訂されることがあります。最新はNottaの公式ページでご確認ください

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プラン別に分かること

料金表で確認できたのは、各プランの機能説明に書かれている項目だけです。表の中のチェック欄は読み取れなかったため、説明文に名前がある機能だけを載せます。

プラン料金(年払いの月額換算)文字起こし時間セキュリティ関連で説明文にある機能
フリー0円月120分(1回3分まで)記載なし
プレミアム1,185円月1,800分(1回5時間まで)記載なし
ビジネス2,508円無制限(1回5時間まで)セキュリティ管理・利用状況レポート
エンタープライズ要相談カスタマイズ可能AI学習なし・SAMLシングルサインオン・操作ログ

最終確認日:2026-10-25(Notta公式の料金ページ)。料金は年払いの総額を12で割った表示です。月払いの金額は、今回の確認では読み取れませんでした。プランごとの料金の違いはNottaの料金はどれを選ぶ?プレミアムとビジネスと年払いの境目で詳しく整理しています。

ビジネスプランまでは「学習なし」と書かれていない、と受け取るのが正確です。学習されると明記されているわけでもありません。どちらとも判断できない状態です。

学習以外のセキュリティ対策

学習の扱いとは別に、Nottaは公式のセキュリティページで次の対策を公表しています。

  • SOC 2のType 1報告書(2022年9月)とType 2報告書(2023年2月)を取得
  • HIPAA・GDPR・個人情報保護法などへの準拠をうたっている
  • 通信はHTTPSで暗号化し、保存データも初期設定で暗号化
  • パスワードはSHA256でハッシュ化して保存
  • バックアップは国内のデータセンターに保存

ISO 27001の取得状況は、セキュリティページ本体ではFAQへの案内にとどまっていました。会社の審査で認証番号まで求められる場合は、公式のセキュリティチェックシートを取り寄せます。経済産業省の規定に沿った形式で、フォームから申し込むとダウンロードできると案内されています。

こうした対策は「外部からの不正アクセスに強いか」を示すものです。「入れた音声が学習に回るか」とは別の物差しなので、社内で説明するときは分けて書きます。

会社で使う前の確認手順

社内の会議や取引先との打ち合わせをNottaに入れる前に、次の順で確認すると判断が早くなります。

  1. 会社に生成AIの利用ルールがあるかを確かめる。「学習に使われるサービスは不可」と決まっていれば、エンタープライズ以外は候補から外れます
  2. 入れる予定の会議を分類する。社外秘・個人情報・未公開情報を含む会議は、無料や個人向けプランに入れない運用にします
  3. 学習の扱いをNottaに文書で確認する。エンタープライズの「AI学習なし」がどの工程まで含むかは、営業担当への問い合わせで確かめます
  4. 共有と削除の運用を決める。共有リンクの期限とパスワード、不要になったノートの削除まで決めておきます

共有リンクの設定はAI議事録を社外に共有する手順|リンクの期限とパスワードで手順を載せています。録音機器まで含めて社内の承認を取る場合は、AIボイスレコーダーを会社で使う前に|情シスに確認する7項目の項目がそのまま使えます。

個人利用で気にしすぎなくてよい場面

自分の講義メモや、公開済みの動画の文字起こしなら、学習の扱いで困る場面は少なくなります。公開されている情報を文字にするだけだからです。迷うのは、他人の発言や社外秘を含む録音を扱うときです。

Nottaが向く人と向かない人

Nottaの無料プランは、クレジットカードの登録なしで始められると料金ページのFAQに書かれています。まず公開して困らない音声で精度を確かめ、業務に広げるかを決める進め方が取れます。

  • 向く人:講義・セミナー・自分のメモなど、外に出ても困らない音声を文字にしたい人
  • 向く人:法人でエンタープライズを検討でき、「AI学習なし」を契約で確かめられる人
  • 向かない人:社外秘の会議を、個人向けプランのまま記録したい人
  • 向かない人:音声を一切外部に送れない職場の人

音声をパソコンの外に出せない職場なら、ローカルで動く文字起こしツールが候補になります。比べ方はローカル文字起こしツールの選び方|音声を外に出さず使う基準にまとめています。

よくある質問

無料プランの音声は学習に使われるか

公式文書からは判断できません。プライバシーポリシーには「プランに応じて」提携企業が学習に使う場合があるとだけ書かれています。無料プランが対象かどうかの記載はありません。気になる人は、社外秘を含まない音声だけを入れます。

AI要約を使わなければ安全か

AI要約を使わなくても、文字起こしの工程で音声は提携企業の音声認識に送られます。学習の扱いがはっきりしないのは、要約ではなく文字起こしのほうです。

ノートを削除すれば学習から外れるか

削除したデータが学習から外れるかは、公式文書に書かれていません。利用規約にも、退会後のデータの扱いを定めた条文は見当たりませんでした。プライバシーポリシーでは、個人情報の削除依頼をsupport@notta.aiで受け付けるとしています。

以前は「学習に使わない」と読んだ気がする

当サイトのAI議事録の情報漏洩が不安な人の選び方でも、2026-07-04時点の公式情報として「学習には使用しない」と紹介していました。2026-10-25に読み直すと、学習なしが明記されているのはAI要約の部分です。音声認識には別の記載があったため、この記事で分けて整理しました。

※料金・無料枠・機能は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • Notta 公式「LLMセキュリティ」(AI要約のモデル・学習への不使用・30日保存、2026-10-25確認):https://www.notta.ai/llm-security
  • Notta 公式「プライバシーポリシー」(2026年6月17日改訂・2.2項の音声認識パートナー、2026-10-25確認):https://www.notta.ai/privacy
  • Notta 公式「料金プラン」(各プランの機能・エンタープライズの「AI学習なし」、2026-10-25確認):https://www.notta.ai/pricing