MiriCanvasとCanvaの違い|無料枠・AIスライド・料金で選ぶ
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MiriCanvas(ミリキャンバス)とCanvaは、どちらもブラウザで使える無料のデザインツールです。違いが出るのは素材とストレージの量、そしてAIスライド生成の無料枠の2点です。
結論として、素材の量や動画・SNS運用までまとめたいならCanvaが向きます。プレゼン資料をAIで作ってPowerPointで仕上げたいなら、AIスライド生成を毎月5回まで無料で使えるMiriCanvasから試すのが手堅い順番です。
この記事の仕様・料金は両社の公式ページと解説記事をもとに整理しました。筆者が両方の有料プランに課金して試した結果ではありません。最終確認日:2026-10-07。
MiriCanvasとCanvaの基本
MiriCanvasは韓国のMiridih社が運営するデザインツールです。解説メディアのMiraLabによると、日本語版は2023年10月に始まりました。Canvaはオーストラリア発で、日本語版も早くから提供されています。
両者はできることの範囲がよく似ています。
- テンプレートを選び、文字や写真を差し替えてデザインを作る
- スライド・SNS画像・チラシ・バナーなどを1つの画面で作る
- 背景削除や文章生成などのAI機能を備える
- PC・スマホ・タブレットのブラウザやアプリで使える
似た道具なので、**機能の有無より「無料でどこまで使えるか」と「何を作る人か」**で選ぶほうが失敗しません。
無料プランの違い
無料プランで比べると、素材とストレージの量はCanvaが上回ります。一方、AIスライド生成の回数が公式に明示されている点はMiriCanvasの分かりやすさです。
素材とストレージの量
両社の公式料金ページに書かれている無料プランの中身は次のとおりです。
| 項目 | MiriCanvas 無料 | Canva 無料 |
|---|---|---|
| テンプレート | 5万種以上 | 160万点以上 |
| 写真・素材 | 35万点以上 | 470万点以上(動画・音源含む) |
| ストレージ | 1GB | 5GB |
| 最終確認日 | 2026-10-07 | 2026-10-07 |
テンプレートの数はCanvaが30倍以上あります。ただし数が多いほど選ぶ時間もかかります。MiraLabの比較記事では、MiriCanvasは韓国発らしいパステル調やトレンド寄りのデザインが多いと紹介されています。好みに合うテンプレートがあれば、数の差は気になりにくい部分です。
AIスライド生成の無料枠
MiriCanvasの公式機能ページによると、AIプレゼン機能は無料プランで毎月5回、1回あたり最大30枚までスライドを作れます。入力方法はテーマの文章入力とPDFのアップロードの2つです。
Canvaの公式料金ページでは、無料版のAI利用枠について「標準モデルまたは高品質モデルを最大20回利用可能」と書かれています。この枠はスライド生成専用ではなく、AI機能全体の枠として示されています。回数の数え方や期間は変わることがあるため、使う前に公式ページで確認してください。
「スライドを月に何本AIで作れるか」が先に分かるのはMiriCanvasです。資料づくりが主な用途なら、この差が判断材料になります。
デザインツール | 無料プラン
MiriCanvasとCanvaの無料枠
何を重視するかで向くツールが変わります
| 素材とストレージ | AIスライドの無料枠 | PPTX書き出し | |
|---|---|---|---|
| MiriCanvas 韓国Miridih社 | △ テンプレ5万・1GB | ○ 月5回・最大30枚と明示 | △ 対応・無料の上限は要確認 |
| Canva オーストラリア発 | ○ テンプレ160万・5GB | △ AI全体で最大20回の枠 | ○ PowerPoint形式で保存可 |
- ※両社の公式料金ページ・機能ページの記載(最終確認日:2026-10-07)
- ※AI枠の数え方や期間は変わることがあります。利用前に公式でご確認ください
AIツールナビ
書き出しとPowerPointでの編集
どちらもPowerPoint形式(PPTX)で書き出せます。MiriCanvasの公式機能ページでは、書き出し形式としてPDF・PNG・JPG・PPTX・MP4・GIFが案内されています。Canvaもダウンロード画面で「Microsoft PowerPoint(.pptx)」を選べます。
MiriCanvasには注意点が2つあります。
- PPT形式のダウンロード数:解説記事では、ProプランはテキストのPPT書き出しが無制限と紹介されています。裏を返すと、無料プランでは回数の上限がある可能性があります。上限の数字は公式で確認できなかったため、提出前に一度書き出して確かめてください
- 素材の取り出し禁止:MiriCanvasの公式ヘルプセンターでは、書き出したPPTから素材だけを取り出して別の資料に使うことを禁止しています。スライドの文字の編集やページの追加は可能です
Canvaも、書き出し後にフォントや動きの効果がPowerPoint側で崩れる場合があります。会社や学校のPCで開く予定があるなら、相手の環境で一度開いて崩れを見る手順を必ず入れます。崩れの原因と直し方はAIスライドがパワポで崩れる原因と対策にまとめています。
有料プランの料金
有料プランの月額は、MiriCanvasのほうが安い水準です。ただし金額の確認方法に違いがあります。
| プラン | 料金 | 出どころ |
|---|---|---|
| MiriCanvas Pro | 月額980円、年払いで月790円相当 | 解説サイトAI PICKSの記載(公式料金ページでは金額表示を確認できず) |
| Canvaプロ | 年額11,800円 | Canva公式料金ページ |
| Canvaビジネス | 年額18,800円 | Canva公式料金ページ |
MiriCanvas Proの金額は、解説サイトによって税込・税抜の書き方が分かれていました。申し込む前に、決済画面の表示で最終金額を確かめてください。
有料にしたときに増えるものも違います。
- MiriCanvas Pro(公式料金ページより):プレミアムのテンプレートと素材が使い放題、ストレージ10GB、写真の背景削除が使い放題、7日間の作業履歴の復元
- Canvaプロ(公式料金ページより):360万点以上のテンプレート、1億4,100万点以上のプレミアム素材、ストレージ100GB、ブランドキット5個、SNSの予約投稿、AI利用枠が無料版の10倍
SNSの予約投稿やブランドキットまで使うならCanvaプロ、テンプレートと背景削除を安く使い放題にしたいならMiriCanvas Proという分かれ方です。
商用利用で気をつけること
商用利用は両社とも利用規約の範囲で認められています。ただしテンプレートや素材をそのまま売る使い方は、どちらでも禁止されています。
MiriCanvasの公式ヘルプセンターでは、デザインをテンプレートとして再販売することや、素材を切り離して販売することを禁止しています。Canvaも利用規約で素材の扱いを細かく定めています。
社外に出すチラシや広告に使う場合は、使う素材ごとにライセンスを確かめます。確認の手順は無料デザインAIの商用利用はどこまで?で詳しく扱っています。
用途別の選び方
用途で分けると、選び方は次の4パターンに整理できます。
プレゼン資料が中心の人
MiriCanvasが向きます。AIスライドを月5回まで無料で作れ、テーマ入力とPDFからの生成の両方に対応しているためです。社内報告・提案書・勉強会の資料など、PowerPointで最後に手直しする前提の人ほど相性がよい組み合わせです。
SNS運用や動画も作る人
Canvaが向きます。素材数が多く、有料のCanvaプロでは予約投稿まで1つのツールで済みます。Instagramの投稿画像や短い動画を週に何本も作る人は、素材の多さが作業時間の差になります。
チームで同じ見た目にそろえたい人
Canvaビジネスのブランドキットと承認機能が候補です。MiriCanvasも共有リンクで複数人の編集ができると公式機能ページで案内されています。ロゴや色の管理を細かくしたいかどうかで決めます。
まだ決めきれない人
両方の無料プランで同じ資料を1本ずつ作って比べます。どちらも登録は無料です。同じテーマで作ってPPTXに書き出し、自分のPCで開いて比べるのが一番確実な判断方法です。
よくある質問
Q. MiriCanvasは日本語のフォントに対応していますか。 A. 日本語版のサービスとして提供されており、日本語の文字入力やテンプレートに対応しています。使えるフォントの種類はプランで変わるため、使いたい書体がある場合は無料プランで一度確かめてください。
Q. CanvaのデザインをMiriCanvasに移せますか。 A. 両ツール間でデザインをそのまま移す公式の機能は確認できませんでした。PPTXやPDFに書き出して読み込む方法はありますが、レイアウトが崩れる前提で考えます。
Q. 無料プランだけで仕事に使えますか。 A. 両社とも無料プランでも利用規約の範囲で商用利用できます。ただし有料の素材が混ざったデザインは書き出せない、または表示が入る場合があります。素材に有料マークが付いていないかを書き出し前に確認してください。
Q. AIで作ったスライドは手直しが必要ですか。 A. 必要です。AIが出すのは構成とデザインのたたき台です。数字・固有名詞・社名は自分で確かめて差し替えます。
こんな人におすすめの選び方
- AIでスライドのたたき台を作りたい人:MiriCanvasの月5回の無料枠から試す
- 素材の多さとSNS運用を重視する人:Canvaの無料版から始め、予約投稿が必要になったらCanvaプロを検討する
- 有料プランを安く抑えたい人:MiriCanvas Proの金額を決済画面で確認して比べる
- どちらか迷う人:同じ資料を両方で作り、PPTXで開いて比べる
MiriCanvasのAIスライドは、無料プランのまま毎月5回まで試せます。課金の前に、自分の資料で使えるかを確かめたい人向けです。
※料金・無料枠・機能は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。
あわせて読みたい
参考にした情報
- MiriCanvas 公式料金ページ(無料・Proの機能):https://www.miricanvas.com/ja/pricing
- MiriCanvas「AIプレゼンテーション」機能ページ(無料枠・入力方法・書き出し形式):https://www.miricanvas.com/features/ja/ai-presentation-maker
- Canva 公式料金ページ(各プランの料金・素材数・ストレージ・AI枠):https://www.canva.com/ja_jp/pricing/