文章生成・ライティングAI

YouTubeの企画・台本をAIで作る選び方|ネタ切れと話し言葉の壁

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料金・無料枠・機能は変わりやすいため、各ツールに「最終確認日」を入れています。申し込み前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

動画投稿を続けていて手が止まるのは、撮影でも編集でもなく、その前の2工程です。今週の企画が思いつかない。台本を書いたが、声に出すと文章くさい。

この記事でわかることは3つです。

  • 動画の企画と台本のうち、AIに任せて成果が出る範囲
  • 日本語特化ツールと汎用チャットAIの向き不向き
  • AIが書いた台本を話し言葉に直す手順と、YouTubeのAI開示ルールでの台本の扱い

結論 AIに任せるのは企画と下書きまで

AIの効き目が大きいのは、企画の案出しと台本の初稿です。逆に、読み上げて自然に聞こえる話し言葉への調整は、いまのところ人の手が要ります。

理由は、生成された日本語が「読む文章」の型で出てくるためです。一文が長く、漢語が多く、指示語でつながる。目で読む分には整っていますが、耳で聞くと頭に入りません。

そこで、工程を3つに割ると迷いが減ります。

  1. 企画の案出し:AIに数を出させる
  2. 構成と初稿:AIに骨組みと本文を書かせる
  3. 話し言葉への調整:人が声に出しながら直す

3をAIに丸投げした台本は、収録の途中で読みづらさに気づき、結局その場で言い換えることになります。AIツールを選ぶときも、1と2をどれだけ楽にできるかで比べたほうが実用的です。

動画台本づくりでAIが詰まる3つの壁

投稿を続けている人がぶつかる壁は、だいたい次の3つに分かれます。

ネタ切れ 同じ切り口ばかり出る

チャットAIに「動画の企画を10個」と頼むと、初回は使える案が混ざります。ところが同じ聞き方を続けると、切り口が似通ってきます。「初心者向け」「やりがちな失敗」「◯選」といった型に寄るためです。

対策は、条件を足して出させることです。視聴者の状況(通勤中・作業中)、動画の長さ、扱う結論の3点を指定すると、案の重複が減ります。

書き言葉のまま 音にすると硬い

AIの台本には「〜することができます」「これにより」「重要なポイントとしては」といった表現が並びます。記事なら読めますが、しゃべると硬く聞こえます。

この壁は、ツールを変えても完全には消えません。生成AIの学習元が書き言葉中心だからです。手直しを前提に組み込むほうが早く終わります。

尺が合わない 文字数の指定が効きにくい

「3分の動画」と指定しても、出てくる原稿の量は毎回ぶれます。日本語のナレーションは1分あたり300字前後が目安とされますが、AIは字数の指定を守りきれないことがあります。

字数ではなく、見出しの数で指定すると安定します。「本編は3ブロック、各ブロックに具体例を1つ」といった形です。

台本づくりのAIツールを選ぶ4つの基準

ツール比較の前に、判断軸を決めておきます。ここがぶれると、機能一覧を眺めるだけで時間が溶けます。

1. 日本語で自然に出るか 海外製ツールは英語で設計され、日本語は翻訳的な言い回しになることがあります。台本は音にするため、この差が出やすい領域です。

2. 企画と構成まで面倒を見るか 本文だけ書けても、企画が出ないなら手間は減りません。企画・タイトル・構成のテンプレートを持っているかを見ます。

3. 無料でどこまで試せるか 台本づくりは相性の問題が大きい部分です。課金前に自分のジャンルで1本作らせて、手直し量を見てから決めます。

4. 手直し前提の設計か 「そのまま使える」とうたうツールほど、修正しづらい形で出てくることがあります。ブロック単位で作り直せるかを確認します。

YouTube台本 | ツールの使い分け

台本づくりでの3タイプの向き不向き

1本のツールで全部を賄おうとすると、どこかで無理が出ます

企画・構成の案出し日本語の言い回しの点検無料で試せる範囲
汎用チャットAI ChatGPT・Gemini など ○ 条件を細かく指定できる △ 指摘の基準は示されない ○ 無料枠あり(回数制限あり)
Catchy 日本語特化・生成ツール型 ○ YouTubeの企画ツールを公表 △ 校正専用の機能は公表なし △ 無料は毎月10クレジット
文賢 校正・推敲の支援ツール × 0から企画を作る用途ではない ○ 校正13項目・推敲22項目 × 月1,650円から(1年更新)
  • ※最終確認日:2026-09-09。料金・機能は各公式サイトの表記にもとづきます
  • ※汎用チャットAIの無料枠は提供元とプランによって変わります

AIツールナビ

日本語特化ツールCatchyの立ち位置

Catchyは、株式会社デジタルレシピが提供する日本語のAIライティングツールです。チャット形式ではなく、用途ごとの生成ツールを選んで入力する形をとっています。最終確認日:2026-09-09(公式サイトの記載にもとづきます)。

公式サイトでは「100種類の生成ツール」と説明され、例として次のものが挙がっています。

  • キャッチコピー
  • 記事作成
  • おまかせ文章
  • YouTubeの企画
  • 新規事業のアイデア
  • 会社名
  • LINEの返信
  • 仕事の相談

動画づくりの文脈で目を引くのは「YouTubeの企画」が名指しで載っている点です。企画のネタ出しに専用の入力欄があるため、プロンプトを毎回考え直す手間が減ります。

料金は次のとおりです(公式サイト・税表記は公式の記載どおり)。

プラン料金使える量
Free0円毎月10クレジット
Starter月3,000円から100クレジット(200・300クレジットのプランもあり)
Pro月9,800円無制限

注意したい点も書いておきます。レビュー記事の傾向としては、生成された文章をそのまま使える場面は限られ、加筆や事実確認が要るという指摘が目立ちます。無料の10クレジットは、使い方を確かめるには足りますが、動画を量産する用途には足りません。

つまりCatchyは、台本を完成させるツールではなく、企画と初稿の時間を削るツールとして見るのが実態に近い位置づけです。台本の質を最後に決めるのは、次の章で書く手直しの工程になります。

AI台本を話し言葉に直す5手順

AIが出した初稿を、収録できる原稿にする工程です。声に出しながら進めると、直す場所がその場でわかります。

手順1 一文を40字前後で切る 書き言葉のまま残ると、息継ぎの場所がなくなります。読点でつながっている文は、その位置で2文に割ります。

手順2 漢語を和語に置き換える 「実施する」は「やる」、「可能です」は「できます」、「使用する」は「使う」。耳で聞いたときの負荷が下がります。

手順3 指示語を名詞に戻す 「これ」「それ」は、画面を見ていない視聴者に伝わりません。作業用に流している人ほど、指示語で迷子になります。

手順4 冒頭の10秒を書き直す AIは前置きから入る傾向があります。「今日は◯◯について解説します」で始まる出だしは、結論か問いに差し替えます。

手順5 声に出して1回読む つっかえた場所が、視聴者もつまずく場所です。読み間違えた語は、その場で別の言い方に変えます。

手順1から3は、校正・推敲の支援ツールでも一部を機械的に拾えます。文賢の場合、公式サイトでは長すぎる文や冗長な表現を含む推敲22項目と、誤字脱字や敬語を含む校正13項目のチェックが説明されています。料金はパーソナルが1年更新で月1,650円、1か月更新で月1,980円(いずれも税込・最終確認日:2026-09-09)。初期費用の扱いは改定されることがあるため、申し込み前に公式の料金ページで確認してください。

文章の言い回しをそろえる考え方は、ビジネスメールの言い回しを整えるAIの選び方でも整理しています。

AI開示ルールでの台本の扱い

台本をAIで書くと、YouTube上で開示が必要になるのかという疑問が出てきます。ここは公式ヘルプに答えが書かれています。最終確認日:2026-09-09。

YouTubeが開示を求めているのは、改変されたコンテンツや合成コンテンツです。ヘルプでは、実在の人物が実際には話していないことを話しているように見せる場合や、実際の出来事や場所の映像を改変した場合が例として挙げられています。

一方で、開示が不要な例も明記されています。そこには次のものが含まれます。

  • スクリプト(台本)の作成
  • サムネイルの生成
  • 字幕の作成
  • 自分の声のクローンによるナレーション
  • 美顔フィルタや色調整などの軽微な編集
  • ユニコーンに乗るような、現実には見えない表現

したがって、AIで台本を書いたこと自体は開示の対象外です。注意が必要なのは映像側で、実在の人物や場所を本物らしく作り替えた場合になります。ルールは改定されるため、投稿前にYouTubeヘルプの該当ページを見るのが確実です。

字幕を機械で作る場合の選び方は、動画の自動字幕ツールの選び方にまとめています。

よくある質問

Q. 汎用チャットAIだけで足りますか

企画と初稿だけなら足ります。専用ツールの利点は、入力欄が用途ごとに用意されていて、毎回プロンプトを組み立てずに済む点です。指示を書くのが苦にならない人は、無料のチャットAIから始めて問題ありません。

Q. AIで作った台本は著作権の面で大丈夫ですか

生成物をそのまま公開する前に、既存の文章と重なっていないかの確認が要ります。特に、他人の動画の要約に近い内容は、引用の範囲を超えると問題になります。事実関係と出典は、投稿前に自分で当たり直してください。

Q. 台本なしで撮るのとどちらが良いですか

慣れている題材なら台本なしでも成立します。数字や手順を扱う回は、台本があるほうが撮り直しが減ります。AIを使うなら、全文ではなく箇条書きの構成メモだけ作る方法もあります。

Q. ショート動画にも同じ手順が使えますか

構成の比率が変わります。ショートは冒頭2秒で結論を出す必要があるため、手順4の書き直しの比重が上がります。企画の案出しと初稿の工程は同じです。

まとめ

AIに任せるのは企画と初稿までで、話し言葉への調整は人が担当する。この線引きが、台本づくりで消耗しないための現実的な落としどころです。

  • 企画の案出しは条件を足して出させる。視聴者の状況・尺・結論の3点を指定する
  • 尺は字数ではなく見出しの数で指定する
  • 日本語特化ツールは入力欄が用途別で、プロンプトを考える手間が減る
  • 校正・推敲ツールは、長い文や冗長な表現を機械的に拾う工程で使う
  • YouTubeのAI開示は映像側のルール。台本作成は開示不要の例に挙がっている

※料金・無料枠・機能は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • Catchy 公式サイト(料金プラン・生成ツールの説明/2026-09-09確認)
  • 文賢 公式サイト(機能・料金の説明/2026-09-09確認)
  • YouTube ヘルプ「改変されたコンテンツや合成コンテンツの開示」(2026-09-09確認)