文章生成・ライティングAI

読点が多すぎる文をチェックするツールの選び方|打つ位置の基準つき

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読み返すと「、」だらけの文になっている。逆に、息継ぎのない長い文が続いている。読点の数を機械的に確かめたい人に向けた記事です。

結論から書きます。読点の「数」はツールで拾えますが、「位置」が正しいかは人が判断します。1本だけなら生成AIかWordの検索で足ります。毎回同じ基準で数えたいなら、読点の項目を初期設定で持つ文賢が候補です。

各ツールの機能と料金は、公式サイト・公式ヘルプの公表内容をもとに整理しました。筆者が契約して試した結果ではありません。

読点が多すぎると読みにくい理由

読点が多い文は、1つの文に情報を詰め込みすぎている合図です。読み手は読点ごとに区切って意味をつなぎ直すため、結論にたどり着くまでに時間がかかります。

文賢の公式ヘルプも、読点が4つ以上ある文について「冗長で結論や主旨がわかりにくい可能性」があると説明しています(最終確認日:2026-10-03)。

反対に、読点がまったくない長い文も読みにくくなります。どこで区切るかを読み手が自分で探す必要があるためです。

読点の数の目安

読点の数に、国が決めた上限はありません。ツールや執筆ルールが、それぞれ目安を置いています。

出どころ目安
文賢(ルール推敲の初期設定)1文に読点4つ以上で指摘/50文字以上で読点なしも指摘
読みやすさチェッカー(無料Webツール)読点の数ではなく、60文字以上・100文字以上の文を色分け
社内やメディアの執筆ルール「1文に2つまで」など、組織ごとに決める

目安は数で決め、例外は人が判断するのが現実的な運用です。読点が3つでも読みやすい文はあります。

テンとコンマの混在にも注意

読点の記号も、文書の中でそろえます。文化審議会の建議「公用文作成の考え方」(令和4年)は、読点に「、」(テン)を使うことを原則としています。横書きでは「,」(コンマ)を使ってもよいとし、その場合も1つの文書の中でどちらかに統一するよう求めています。

公用文向けの指針ですが、ブログや社内資料でも同じ考え方で整えると読み手が迷いません。

チェックツール4つの違い

読点を確認する道具は4つに分かれます。違いが出るのは「何を基準に指摘するか」と「文章をどこへ送るか」です。

生成AI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)

文章を貼り、「読点が3つ以上ある文を抜き出して」と指示する使い方です。数える基準を自分で決められるのが利点で、読点を減らした書き直し案も出せます。

注意点は2つあります。生成AIは文字を数えるのが得意ではなく、読点の数え間違いが起きることがある点です。書き直し案では、言い回しや数字まで変わる場合もあります。社外秘の文章は、顧客名や金額を伏せてから貼ります。

無料のWeb校正チェッカー

登録なしで使える校正サイトです。たとえば個人開発の「読みやすさチェッカー」は、60文字以上と100文字以上の文を色分けします。公式ページによると無料で、文章はブラウザ内で処理され、送信されません(最終確認日:2026-10-03)。

このツールが示すのは文の長さで、読点の数そのものではありません。長い文と読点の多い文は重なりやすいため、見直す候補を探す用途には使えます。ほかの無料チェッカーも、読点を数えるかどうかはツールごとに違います。使う前にチェック項目の一覧を確認します。

Wordの検索機能

追加のツールを入れずにできる方法です。Wordの検索に「、」を入れると、文書全体の読点の数が表示されます。ヒットした箇所が順に強調されるため、読点が密集している段落が目で追えます。

この方法で分かるのは文書全体の合計です。1文ごとの数は自分で数えます。「,」でも検索すれば、テンとコンマの混在も確認できます。

文賢(辞書型の校正・推敲ツール)

株式会社ウェブライダーの文賢は、文章の校正と推敲を支援する有料のクラウドツールです。公式ヘルプによると、ルール推敲に読点の項目が2つあり、どちらも初期設定でオンです(最終確認日:2026-10-03)。

  • 1文に読点が4つ以上ある
  • 50文字以上の文に読点がない

同じルール推敲には「一文が100文字以上ある」「同じ助詞の連続使用」の項目も並びます。読点の打ちすぎと、打たなすぎの両方を同じ画面で拾えるのが特徴です。指摘の基準となる数(4つ・50文字)を利用者が変えられるかは、公式ヘルプに記載が見当たりませんでした。

公式の販売ページによると、ルール校正は13項目、ルール推敲は22項目です。Word・Excel・PowerPoint・PDF・TXTのファイルを読み込めます。料金(税込)はパーソナルプランの1年更新で月1,650円、1か月更新で月1,980円です。14日間の無料トライアルがあります(最終確認日:2026-10-03)。

文章チェック | 読点の打ちすぎ

読点を確認する道具4つの違い

数える基準と、文章の送り先で選び分けます

1文ごとの読点読点なしの長文文章の送り先費用
生成AI ChatGPT・Claudeなど △ 数え間違いあり △ 指示すれば拾える △ 外部サービスに送信 △ 無料枠は条件つき
読みやすさチェッカー 無料Webツール × 読点は数えない △ 長い文として色分け ○ ブラウザ内で処理 ○ 無料
Wordの検索 「、」を検索 △ 合計のみ表示 × 拾えない ○ 手元で完結 ○ 追加費用なし
文賢 ルール推敲で指摘 ○ 4つ以上で指摘 ○ 50文字以上で指摘 △ クラウドで処理 △ 月1,650円〜(税込)
  • ※料金・機能は2026-10-03時点の公式情報。最新は各公式でご確認ください
  • ※文賢の月1,650円は1年更新の月額で、1か月更新は月1,980円(税込)。Wordの検索はWordを持っている前提

AIツールナビ

ツールを選ぶ4つの基準

基準は4つです。上から順に当てはめると候補が絞れます。

  1. 確認する量:月に数本ならWordの検索か生成AIで足ります。毎日書くなら、指摘が自動で並ぶツールのほうが手間が減ります
  2. 数える基準を固定したいか:「4つ以上」など同じ基準で毎回拾いたいなら、項目として持つツールを選びます
  3. 文章の機密度:社外秘の文章は伏せ字にしてから貼ります。送信先がどこかも確認します
  4. 読点以外に直したい点:語尾の連続や一文の長さもまとめて見たいなら、推敲項目の多いツールが向きます

機密文書はデータの扱いを確認

文賢の公式販売ページでは、入力した文章はAIの学習に使われず、文賢のサーバーにも保存されないと説明しています。AIアシストに送った文章だけは、OpenAI社のサーバーに30日間保管されるとの記載があります(最終確認日:2026-10-03)。

生成AIも、プランや設定で入力データの扱いが変わります。会社の文書を扱う前に、社内ルールと各サービスの規約を確認します。

目的別のツール早見

目的向いている道具理由
1本の文章をすぐ確認生成AI基準を指示でき、書き直し案も出る
費用をかけず長い文を探す読みやすさチェッカー無料で、ブラウザ内で処理(公式)
テンとコンマの混在を確認Wordの検索「、」と「,」をそれぞれ検索できる
毎回同じ基準で数えたい文賢読点の2項目が初期設定でオン(公式ヘルプ)
社外秘の文章を確認伏せ字にしてから各ツール送信先のデータの扱いが異なる

読点を毎回同じ基準で数えたい人へ

読点の打ちすぎは、一文の長さや語尾の単調さとセットで起きます。読点の数・一文の長さ・助詞の連続を毎回同じ観点で見たい場合は、推敲項目を持つ校正ツールが候補になります。

文賢の指摘は「見直す候補」です。指摘された文をすべて直す必要はありません。読点を減らすと誤読が起きる文は、そのまま残します。

読点を減らす4つの直し方

読点が多い文を見つけたら、次の4つから1つを選んで直します。例文はすべて説明用に作った文です。

1. 2つの文に分ける

  • 前:「このツールは、無料で使えて、登録も不要で、スマホからも使えますが、文字数に上限があります。」
  • 後:「このツールは無料で、登録も不要です。スマホからも使えますが、文字数に上限があります。」

読点が4つある文は、「が」「ので」の前後で切れることが多くあります。最初に分ける場所を探します。

2. 並べる要素を箇条書きにする

  • 前:「必要なものは、パソコン、マイク、録音アプリ、そして静かな部屋です。」
  • 後:必要なものは次の4つです。(パソコン/マイク/録音アプリ/静かな部屋を箇条書きにする)

3つ以上の並列は、読点でつなぐより箇条書きのほうが一目で数が分かります。

3. 短い修飾語の後の読点を消す

  • 前:「昨日、私は、会議の資料を、作り直しました。」
  • 後:「昨日、私は会議の資料を作り直しました。」

短い主語や目的語の直後の読点は、なくても意味が変わらないことが多い位置です。声に出して読み、息継ぎが要らない読点は消します。

4. 誤読を防ぐ読点だけ残す

  • 「ここではきものをぬぐ」→「ここで、はきものをぬぐ」

ひらがなが続く箇所や、どの語に係るか迷う箇所の読点は、数を減らすときにも残す読点です。数の目安より、読み手が誤解しないことを優先します。

読点チェックの手順

  1. 伏せ字にする:外部サービスに貼る前に、顧客名・金額・未公開の情報を置き換える
  2. 記号をそろえる:「、」と「,」をそれぞれ検索し、どちらかに統一する
  3. ツールに通す:使う道具は1つに固定する。基準が毎回変わると判断がぶれます
  4. 長い文から直す:読点が多い文と、読点のない長文を先に見る
  5. 声に出して読む:直したあと、息継ぎの位置と読点の位置が合っているかを確かめる

よくある質問

Q. 読点は1文にいくつまでが正解ですか。 A. 決まった正解はありません。文賢は初期設定で4つ以上を指摘し、社内ルールで「2つまで」と決める組織もあります。自分の基準を1つ決め、毎回同じ基準で確認します。

Q. 無料のツールだけで読点は確認できますか。 A. 1本ずつなら、Wordの検索と生成AIで確認できます。Wordの検索は合計数、生成AIは数え間違いがある点を前提に、最後は目で確かめます。

Q. ChatGPTに読点を減らして書き直させてもよいですか。 A. 使えますが、元の文章と必ず見比べてください。読点以外の言い回しや、数字・固有名詞まで変わっていないかを確認します。

Q. 横書きの文章はコンマを使うべきですか。 A. 「公用文作成の考え方」では、テン「、」が原則で、横書きではコンマ「,」も使えるとしています。どちらを選んでも、1つの文書の中で統一します。

Q. Wordの校正機能だけでは足りませんか。 A. 誤字脱字や表記の確認はWordでも進められます。推敲の観点まで足すかどうかは、Wordの校正機能で足りるかの判断基準で整理しています。

こんな人におすすめ

  • 1本の文章を送る前に、読点の多い文だけ確認したい人 → 生成AI
  • 費用をかけずに長い文を探したい人 → 読みやすさチェッカー
  • テンとコンマの混在を確認したい人 → Wordの検索
  • 読点と一文の長さを毎回同じ基準で見たい人 → 文賢などの辞書型の校正ツール

※料金・無料枠・機能は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

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参考にした情報

  • 文賢ヘルプセンター「ルール校正とルール推敲の『カテゴリ』解説」|「1文に読点が4つ以上ある」「50文字以上の文に読点がない」の説明と初期設定オン、一文の長さ・助詞の連続の項目を確認(最終確認日:2026-10-03)
  • 文賢 公式販売ページ(株式会社ウェブライダー)|ルール校正13項目・ルール推敲22項目、料金、14日間の無料トライアル、対応ファイル形式、入力データの扱いを確認(最終確認日:2026-10-03)
  • 文化審議会「公用文作成の考え方(建議)」(令和4年1月7日)|読点はテン「、」が原則、横書きではコンマ「,」も可、文書内で統一という考え方を参照