マネーフォワード確定申告の値上げ|11月中に年払いすべき?
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マネーフォワード クラウド確定申告は、2026年12月1日に個人事業主向けの料金を改定します。パーソナルプランの年払いは、15,360円から22,560円(どちらも税抜)に上がります。
**パーソナルプランを1年以上使うつもりなら、11月30日までに年払いで契約すると、最初の1年は改定前の料金で使えます。**一方で、消費税の申告がない免税事業者なら、パーソナルミニの年払いは据え置きです。慌てて上のプランを契約する必要はありません。
この記事は、公式のお知らせ・料金ページ・サポートFAQをもとにした整理です。筆者が契約して試した記録ではありません。最終確認日:2026-10-18
2026年12月の改定で変わる料金
上がり幅が大きいのはパーソナルプランです。公式のお知らせ(2026年9月24日公開)に載っている個人事業主向けの改定は、次のとおりです。
| プラン | 支払い | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|---|
| パーソナルミニ | 年払い | 10,800円 | 変更なし |
| パーソナルミニ | 月払い | 1,280円 | 1,680円 |
| パーソナル | 年払い | 15,360円 | 22,560円 |
| パーソナル | 月払い | 1,680円 | 2,880円 |
| パーソナルプラス | 年払い | 35,760円 | 38,160円 |
金額はすべて税抜です。スマホアプリで契約する「パーソナルミニ アプリプラン」だけは税込表示で、月払いが1,500円から1,880円に変わります。
税込にすると1年でいくら上がるか
パーソナルの年払いは、税込で16,896円から24,816円になります。差額は1年で7,920円です。月払いは税込1,848円から3,168円になり、12か月続けると38,016円かかります。税込の金額は、税抜に消費税10%を足した筆者の計算です。
パーソナルプラスの年払いは、税込で2,640円の値上げにとどまります。
11月中の契約で旧料金になる仕組み
改定後の料金がかかるのは、2026年12月1日以降に更新される契約からです。12月1日に全員の請求が一斉に切り替わるわけではありません。
公式のお知らせには、次の例が載っています。
- 11月15日にパーソナルの月払いを契約:12月15日の更新から新料金
- 11月15日にパーソナルの年払いを契約:2027年11月15日の更新から新料金
**月払いで11月に契約しても、旧料金は最初の1か月だけです。**旧料金を長く使えるのは年払いだけです。
旧料金で済む期間の目安
11月中に年払いで契約すると、2026年分の確定申告(2027年2〜3月の提出)は旧料金の期間に入ります。2027年分の申告は、2027年11月の更新のあとになるため新料金です。
すでに年払いで契約していて、更新日が11月30日までに来る人もいます。公式の適用ルールから読むと、その更新は旧料金です。ただし、この読み方は筆者の解釈です。自分の更新日と請求額は、管理画面の「サービス」で確かめてください。
年払いで先に契約すると得する人
11月中の年払いが向くのは、パーソナルプランが必要で、1年以上使い続けると決めている人です。条件を並べると次のようになります。
- インボイスに登録していて、消費税の申告をする
- 2026年分の確定申告をマネーフォワードで出すと決めている
- 銀行やカードの明細を取り込み、レシート撮影も使う
パーソナルが必要になるのは、消費税の申告をする人です。公式のプラン別機能表では、パーソナルミニは消費税申告と、免税事業者以外の課税形式の選択が「×」になっています。インボイス登録をした課税事業者は、ミニでは足りません。
改定後は8か月で年払いが得になる
改定後のパーソナルは、**8か月以上使うなら年払いのほうが安くなります。**年払い22,560円は、月払い2,880円の約7.8か月分です。改定前は約9.1か月分だったので、月払いの割高さが広がりました。
先に契約すると損する人
年払いを急ぐと損をするのは、1年続くか分からない人です。公式FAQでは、契約期間の途中で解約しても料金は満額かかり、残り期間の返金や日割りはないと案内されています。
次のような人は、11月に年払いを決める前に立ち止まってください。
- 会計ソフトをまだ比べている途中
- 来年に廃業や法人化をする予定がある
- 免税事業者で、消費税の申告がない
免税事業者はミニの年払いが据え置き
免税事業者なら、パーソナルミニの年払い10,800円(税抜)は改定後も変わりません。ミニでも、確定申告書の作成と電子申告、明細の自動取り込みは使えます(公式料金ページ)。
ミニで気をつけたいのは月払いです。月払いは1,280円から1,680円に上がり、年払いとの差が広がりました。改定後は7か月以上使うなら年払いのほうが安くなります(筆者の計算)。
マネーフォワード確定申告 | 2026年12月改定
11月中に契約するときの3つの選び方
公式のお知らせ・料金ページ・FAQ(2026-10-18確認)をもとに整理
| 改定後の年間額(税抜) | 12月以降の値上げ | 途中でやめたとき | |
|---|---|---|---|
| パーソナル年払い 課税事業者で1年以上使う人 | △ 22,560円 | ○ 最初の1年は旧料金 | × 返金・日割りなし |
| パーソナル月払い 続くか分からない人 | × 12か月で34,560円 | × 翌月の更新から新料金 | ○ 月単位で止められる |
| パーソナルミニ年払い 免税事業者 | ○ 10,800円 | ○ 年払いは据え置き | × 返金・日割りなし |
- ※12か月の金額は月払い2,880円×12の計算値です
- ※パーソナルミニは消費税申告ができません。インボイス登録をした課税事業者はパーソナル以上が必要です
AIツールナビ
レシート撮影の上限は12月から変わる
料金が上がる一方で、パーソナルとパーソナルプラスはレシート撮影の追加料金がなくなります。2026年12月1日から、AI-OCR(レシートを撮って仕訳候補を作る機能)のオプション料金が廃止されるためです。
| プラン | 11月30日まで | 12月1日から |
|---|---|---|
| パーソナルミニ | 月15件まで | 変更なし |
| パーソナル | 月30件まで無料、31件目から1件20円 | 件数の制限なし |
| パーソナルプラス | 月100件まで無料、101件目から1件20円 | 件数の制限なし |
公式のお知らせによると、この変更は契約の更新時期に関係なく、12月1日以降の利用分から当てはまります。11月中に年払いで契約した人も、旧料金のまま12月からは撮り放題になります。
レシートが多い人ほど値上げの影響が薄い
毎月レシートを30件より多く撮る人は、追加料金がなくなる分で値上げの一部を取り戻せます。月に40件撮る人なら、これまで10件分の200円(税抜)がかかっていました。1年で2,400円の計算です。
レシートが読み取れないときの原因と直し方は、マネーフォワード確定申告のレシートが読めない原因と対処にまとめています。
無料で使える範囲と無料お試し
無料のまま確定申告書を出すのは、事業の申告では難しい作りです。公式のプラン別機能表(2026年6月18日更新)では、無料の状態は次の制限があります。
- 仕訳の登録は1会計年度50件まで
- 確定申告書のプレビュー・PDF出力・電子申告用ファイルの出力は不可
- AI-OCRでのレシート入力は不可
例外として、雑所得や控除だけを申告する場合は、無料の状態でも申告書を作れます。会社員の副業で雑所得だけ、という人は無料で足りる場合があります。
1か月の無料お試しで確かめること
有料プランには1か月の無料お試しがあります。公式料金ページによると、条件は次のとおりです。
- 1事業者につき1回まで
- クレジットカードの登録は不要
- お試しが終わっても有料プランへ自動では移らない
- お試し中に入力したデータは、有料に移ったあとも使える
**お試し中は「契約中」ではないため、お試しだけでは旧料金になりません。**旧料金で年払いにしたい人は、11月30日までに有料プランを申し込む必要があります。今からお試しを始めれば、11月中旬までに自分の明細とレシートで使い勝手を確かめられます。
パーソナルのお試し中は、確定申告書のプレビューと出力ができない点にも注意してください(公式の機能表の注記)。申告書の画面まで見たいなら、11月中に有料へ切り替えてから確かめる流れになります。
11月中にやることの順番
11月30日までに判断するなら、次の順番で進めると迷いません。
- 自分が課税事業者か免税事業者かを確かめる(インボイス登録の有無)
- 免税事業者なら、パーソナルミニの年払いで足りるかを考える
- 課税事業者なら、1か月の無料お試しで明細の取り込みとレシート撮影を試す
- 1年続けると決めたら、11月30日までにパーソナルの年払いを申し込む
- 管理画面の「サービス」で、更新日と請求額を確かめる
月払いから年払いへの切り替えで旧料金が残るかは、公式のお知らせからは読み取れませんでした(未確認)。いま月払いで使っている人は、切り替える前にサポートへ確かめてください。
自動で作られた仕訳の確かめ方は、自動仕訳が間違う原因と直し方で手順にしています。
よくある質問
12月1日に契約中なら全員すぐ値上げ?
すぐには上がりません。新料金は、12月1日以降に来る更新のタイミングから当てはまります。月払いなら次の月の更新から、年払いなら次の年の更新からです。
11月に年払いし途中で解約したら?
返金はありません。公式FAQでは、契約期間の途中で解約しても料金は満額かかり、残り期間の日割りもないと案内されています。1年使うか分からないなら、年払いを急がないほうが安全です。
パーソナルミニは値上げの対象?
月払いだけが対象です。年払いの10,800円(税抜)は変わりません。スマホアプリで契約するパーソナルミニ アプリプランは、月払いが税込1,500円から1,880円に上がります。
法人のプランも12月に上がる?
法人向けの改定は、2027年6月1日です。ひとり法人プランの年払いは29,760円から35,760円(税抜)に変わります。個人事業主の12月の改定とは日程が違います。
こんな人におすすめ
11月中のパーソナル年払いが合うのは、次のような人です。
- インボイス登録をした課税事業者で、消費税の申告がある
- 2026年分と2027年の帳簿づけを、マネーフォワードで続けると決めている
- 毎月のレシートが30件を超える
急がなくてよいのは、免税事業者でパーソナルミニの年払いを使う人です。ソフト選びの途中の人も、1か月のお試しで決めてから申し込めば間に合います。インボイスの経過措置の変わり目は、インボイス経過措置縮小にAIで備える|個人事業主の選び方で整理しています。
どの支出を経費にできるか、課税事業者になるべきかといった税務の判断は、国税庁の案内か税理士に確認してください。
※料金・無料枠・機能は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。
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参考にした情報
- マネーフォワード クラウド「個人事業主向け有償契約の料金改定(2026年12月1日)」(2026年9月24日公開・2026-10-18確認)
- マネーフォワード クラウド確定申告 料金・プラン(2026-10-18確認)
- マネーフォワード クラウド確定申告 プランごとの利用できる機能(2026年6月18日更新・2026-10-18確認)